第36回ヒロインズカップ(BG1)

第36回ヒロインズカップ(BG1) その他
第36回ヒロインズカップ(BG1)

2月1日に行われた古馬牝馬による「第36回ヒロインズカップ」(BG1)は、1番人気のサクラヒメが優勝し連覇を飾った。馬場水分は1.7%で、5~8歳の10頭が出走した。
第1障害を過ぎ、先行したスカーレット、ダイヤカツヒメにニシキマリン、スーパードリームが追走。サクラヒメは中団から。第2障害には66秒でスカーレットが最初に到達した。スーパードリーム、ニシキマリンと続いて後続馬も次々と並んだ。スカーレットとニシキマリンが同時に障害に挑戦を始めた。障害前で止まらず障害にかけたカフカは天板で膝をついた。スカーレットが一歩一歩障害を登って最初に障害を越え、ニシキマリンは止まった。越えたタイミングでダイヤカツヒメ、サクラヒメもの2頭の優勝経験馬が続き、一腰で越えた。続いてスマイルカナ。降りてからはサクラヒメの脚色が良く、今井騎手の手綱は持ったままでダイヤカツヒメをゴール前35メートルあたりで逆転。先頭のスカーレットも25メートルあたりでかわし、数回気合いを付けるだけで後続を引き離し、サクラヒメが1着でゴールした。勝ちタイムは2分6秒1。ゴール前3メートルあたりでダイヤカツヒメがスカーレットを抜き2着に入った。

今井千尋騎手
いまだに信じられないなという気持ちの方が大きいです。ハンデを背負っているので馬のペースで行けば、と考えていました。障害はヒメが出る、といった時にかけました。
強いなぁ、と思いながら騎乗していました。一番は「気持ちの強さ」ですが、その力を発揮させてあげられず、最後の最後まで重賞制覇が伸びてしまったのが本当にサクラヒメに申し訳ないです。プレッシャーはすごかったです。カーネーションカップは心臓の音がうるさいくらいだった。今回はゲートが開いたら周りを見ないようにしてレースを進めました。
800の荷物のはずなのに、すごくなめらかに、馬が自分でゴールを目指して引いているのが伝わってきました。800なのにそうみせない。800というより砂が重いです。
自分のあせった気持ちでサクラヒメに大変なレースをさせてしまったこともありましたが、ヒメの方がレースを教えてくれました。ドリームエイジCは、追わないでも行ききると自分でも分かっていたのに…。持ったままはできない。(追わずにいた)今回、脚色がにぶった時はすぐ下げれるように用意はしていました。
ゴール後は歓声も聞こえましたし、厩務員、中村騎手、姉の果歩などが喜んでくれた。スーパークイーンの厩務員さんは私より泣いていました。脚元の弱い馬で、みんなで診療所に行くなどしていた馬。その思いがありました。

今井茂雅調教師
今回はちょっと体調が良くなかったので、年齢的にも使おうか悩んだのですがうちのスタッフが「なんとかします」と言って獣医師さんや装蹄師さんを巻き込んで、一生懸命やってくれました。敏感な馬なので、冬用の蹄鉄に変えると歩様に乱れがでることがあるんです。出られたらいいなって感じでしたが、持ち味、能力を発揮できたのはすごい馬だなと大変感謝しています。
騎手はうちの娘なんですが、オーナーには免許取ってから「負けてもいいから乗せてやってくれ」と言われていました。サクラヒメはああいう(騎乗の難しい)馬ですし、ほかの騎手が乗ったほうが自分の気持ち的にも楽だった。今季になり「気にしなくていいから」とオーナーの意志で乗せていただき、大変ありがたい話。このような馬に乗るチャンスをいただき大変感謝しています。
騎手については、落ち着いて乗ってくれたらかいいかな、って。無様なレースもしたくないし。体調は悪いですが調子は悪くない。手強い相手が多かったのですが、馬がなんとか引っ張ってゴールしてくれたという感じです。
騎手については、騎乗がといいとか悪いじゃなく、馬が強かったのではないかな。スピード、切れ味、こういう馬になかなかいない。気持ちがレースに没頭しすぎる馬です。
騎手はまだまだこれからですがこの経験は一生残るし、乗りたくても乗れない馬だったと思います。今季は年齢的にもパワーが落ちた気がします。悪い時に(今井騎手が)乗っていたのかもしれない。感覚がもろいところのある馬なので。
今後は状態をみながらで、スピードスター賞を使うか使わないか、というところです。無理かけないで無事に繁殖に送り出してあげたいと思います。
たくさんのファンの方が応援してくださって髪飾りやりんごなどを贈ってくれました。サクラヒメのおかげで厩舎も盛り上がっています。ばんえい競馬ともどもよろしくお願いいたします。

第36回ヒロインズカップを制したサクラヒメの関係者
第36回ヒロインズカップを制したサクラヒメの関係者

☆レース結果
https://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2026%2f02%2f01&k_raceNo=11&k_babaCode=3

☆レース映像

☆勝利騎手インタビュー

☆勝利調教師インタビュー

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