第19回柏林賞(BG3)

第19回柏林賞 カフカ 重賞回顧
第19回柏林賞 カフカ

2025年6月29日、4歳三冠路線の1冠目「第19回柏林賞」が行われ、5月の牝馬重賞カーネーションカップ、4歳特別戦ライラック賞と2連勝中のカフカが1番人気に応え優勝した。馬場水分は0.6%だった。
ほぼ横並びのスタートで、第1障害を越えた。ホクセイポルシェ、ウルトラコタロウ、ホクセイハリアーなどが前に出るが、入れ替わって横並びのまま道中レースを進める。前回重賞を勝った時と同じ10番枠のカフカは先行気味にレースを進める。各馬何度も刻み、ホクセイハリアーが66秒で最初に第2障害下に到達した。カフカは障害下に付けてからすぐに障害にかけ、ホクセイハリアーが続いた。カフカは一腰で越え、ホクセイハリアー、フレイムファーストも続く。カフカとフレイムファーストが先頭を奪い合いながらレースを進め、ホクセイハリアーは後退。残り20mでフレイムファーストが止まった。ショータイム、ウルトラコタロウも追い上げるがカフカとの差は1馬身ほどを保ったまま縮まらない。そのままカフカがゴールし重賞2勝目を飾った。勝ちタイムは2分7秒8。牝馬の柏林賞優勝は2019年のミスタカシマ以来2頭目。

金田利貴騎手
厳しいレースになると思っていましたが、勝ってくれてうれしいです。牡馬と混ざっての重賞。折り合い面が難しい馬なので、そこが不安でした。どこかで息を入れたいと思っていたのですが、行く気がすごくて、折り合いがうまくいかなかったです。来ちゃった、みたいな感じです。普段から、止まりたくない、という性格。テスト前「とんでもないパワーあるな」と思った馬です。脚は速くないのですが力はすごい。バカ力、という感じです。めったにいないタイプ。普段は真逆でおとなしくて、ソリをかける準備をすると変わるんです。どんなに苦しくても山は上がってくれると思っていて、降りてつらいとは思いましたが一定のペースで最後まで頑張ってくれました。調子はいいですし、フレイムファーストと競ったのもよかった。馬場が重いのは速いよりはいいのかなと思います。今後はもっと折り合いが付くようになって、進化して臨みたいです。

金田勇調教師
良かったです。状態は引き続き維持できていた。馬場もこの馬にはよかったかな。
ただ、案の定折り合いも付かなくて。内枠に入れば違ったのかもしれないけど…。出負けした分を詰めようとして、かかり気味になってしまいます。障害を降りたあとのしぶとさはこの馬の持ち味。力は付けているとはいえ、もう少し騎手の指示に応えられれば、と思うとまだ発展途上かと思います。
サイズは十分だが、幅や馬体重が足りないから、使い方も考えていかなくてはいけないかと思います。
これからは追われる立場となりますが、活躍できるよう頑張ります。

※今回からオンライン取材がスタート

☆レース結果
https://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2025%2f06%2f29&k_raceNo=11&k_babaCode=3

☆レース映像

☆勝利騎手インタビュー

☆勝利調教師インタビュー

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