第48回ナナカマド賞(BG3)

第48回ナナカマド賞(BG3) 重賞回顧
第48回ナナカマド賞(BG3)

2025年11月23日、2歳による最初の重賞第48回ナナカマド賞が行われた。回避馬もいたが10頭が出走。長く続いた小雨の影響で馬場水分は2.3%だった。
スタート良く飛び出したカワノラクシュミーが先行し、道中は各馬スピードに乗ってホクセイイワキヤマ、オレノコクオウ、ジェイノホマレらも加わり先行する。ピュアリーヒナリとホクセイタケコは後方から。前半34秒のハイペースで第2障害に到達した。
最初に障害にかけたのはカワノラクシュミーだが、天板を前に止まる。続いたスターノチカラ、キョウエイジェットは一腰で上がりキョウエイジェットが前に出たところで3番手で降りたホクセイイワキヤマが脚を伸ばす。キョウエイジェットが粘る中、後方からオレノコクオウ、ジェイノホマレも脚を伸ばし残り10mで5頭が横並び。内のホクセイイワキヤマとオレノコクオウがゴール前抜けだし並んでゴール。3着にはスターノチカラが入った。写真判定となり微差でホクセイイワキヤマが優勝した。

渡来心路騎手
すごくほっとしています。できれば雨は降ってほしくなかったですね。すごく速くなるとは思ってましたが、その中でもしっかり刻んで息を入れられたのでよかったです。2回くらいは停めたいなとおもっていたので、前に行く馬は無視して行けました。(障害を降りてからは)前は捕まえられると思いましたが、コクオウが来るのはわかりましたし、道中の展開から相手はオレノコクオウだと思いました。ゴール前は必死で追うだけでした。勝ったかどうかは正直わからなくて、厩務員も負けたかも、っていうくらい。最終レースのパドックで馬に乗って周りながら結果を知りました。
普段はおとなしいがゲートに入ったらスイッチが入る馬。すごく瞬発力のある馬で息が入るほど降りてからもしっかり歩いてくれるしすごく真っすぐで真面目な馬です。テストの時から上でやれる馬だと思っていました。勝ちたかったレースになのでよかったです。

坂本東一調教師
いつも経験していますが、この緊張感は私の務めだと思っています。最高です。勝つのと負けるのは一瞬で勝ったらうれしいし負けたら悔しい。それが人生経験だと思います。
生まれてすぐに馬を見に行きました。目が鋭くて、良くなるな、という印象でした。勘しかないのですが、うまくいかないのが馬でもあると思います。真っ正面に向くという感じではなかったですが体はよかったので調教はこなしていけるかなと思いました。
馬インフルエンザがありスタートは遅れましたが、デビュー時はまだ本物じゃないなと思っていました。暑い期間は馬主さんが休ませて、ということでじっくり仕上げていました。負けると馬も自信がなくなります。阿部手は怪我をしていたので、厩務員(阿部優哉さん)が中心になってやっていました。
今は前に向いているタイプですし、騎手がタイミングを合わせているのがすごいと思います。レースでは勝ったな、という印象ではあったのですが違うのかなーと迷いました。そのような経験は何度もしていますので。
素晴らしい瞬発力があると思います。ボブの跡継ぎになるんじゃないかな、という感覚でやっています。

第48回ナナカマド賞を制したホクセイイワキヤマの関係者
第48回ナナカマド賞を制したホクセイイワキヤマの関係者

☆レース結果
https://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2025%2f10%2f12&k_raceNo=11&k_babaCode=3

☆レース映像

☆勝利騎手インタビュー

☆勝利調教師インタビュー

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