4月28日、今季最初の重賞「第18回ばんえい十勝オッズパーク杯」(BG2)が行われ、メムロボブサップ(牡8)が優勝した。
馬場水分1.4%、昨年度の収得賞金順で選抜され、登録のあったキングフェスタは回避し9頭が出走した。道中は単勝1.2倍の1番人気メムロボブサップが先行し、インビクタ、アオノブラックが続く展開。メムロボブサップが第2障害に57秒で最初に付き、一腰で越えてインビクタやコウテイなどの後続馬を引き離し、そのまま逃げ切った。ゴール前30メートルで2番手に上がったアオノブラックが2着。
阿部武臣騎手
「2021、22年はアオノブラックに敗れ、去年は障害でアクシデントがあり、4度目の正直でやっと獲れてよかった。荷物は重くないが相手はオープン馬だし、流れを自分で作れたらと思っていた。先行力を生かし、息を入れて降りればしっかり歩いてくれる馬。第2障害を越えた時は抜かれることはないと勝利を確信した。これからは体調に気を付けて1戦1戦レースをしていこうと思う」
坂本東一調教師
「前回に続き体調は万全。1障害を降りた時点で安心して見ていた。流れはボブが作ってくれたので心配はない。
この馬はばんえい記念の後遺症は残らない。いつも全力で行く馬。重量も70キロくらいまでなら負担がかからない。これからはハンディも付き苦しい思いをすると思う。ハンディ10キロを考えて馬の調整が必要になる。馬の健康状態をみながらやっていきたい。
この馬は相撲でいうと舞の海や千代の富士。千代の富士くらいいくといいな。
先日の1500勝達成については気にしておらず、周りには騒がないでと言っている。静かに見守ってほしい」
☆レース映像
勝利騎手インタビュー
勝利調教師インダビュー


