第49回ばんえいオークス(BG1)

第49回ばんえいオークス スマイルカナ 重賞回顧
第49回ばんえいオークス スマイルカナ

12月1日、3歳牝馬の大一番「第49回ばんえいオークス」(BG1)が行われ、スマイルカナ(牝3)が優勝した。
天候は晴れ、馬場水分1.9%で行われた。ばんえい菊花賞を制したスマイルカナが圧倒的な支持を集め単勝1.0倍の1番人気。次いでカフカが6.0倍の2番人気、3番人気のカツエアリー以降は単勝オッズ20倍以上をつけた。
レースはカフカとカツエアリーが先行する展開になった。スマイルカナは3、4番手でレースを進め、第2障害手前で先団に取り付いた。前半66秒でカツエアリーが先に第2障害へ到着すると、2番手のカフカが先に挑戦を開始し、カツエアリーとスマイルカナらも続いた。第2障害で苦戦するカツエアリーを横目にカフカとスマイルカナがクリア。先頭に立ったカフカをスマイルカナがすぐに捉えると、スマイルカナがそのまま先頭を守りきり1着。最後まで食い下がったカフカが2着。離れた3着にはヨシノヒメが入った。
勝ちタイムは1分56秒7。スマイルカナは重賞3勝目を飾った。

優勝したスマイルカナの関係者
優勝したスマイルカナの関係者

西謙一騎手
「勝ててほっとしている。格もあり圧倒的な1番人気にはなると思っていたので、プレッシャーもなく割り切って考えていた。負けられない一戦ではあったが、それが一番難しいので勝ててよかった。展開面は馬に任せて乗っていて、下りてから全部差せると思っていた。前の馬が若干速かったのでそこだけ気にしていた。菊花賞の時と比べて道中の行きっぷりはイマイチで、もっと楽に行くと思っていた。馬場は、数字の割にタイムがかかっているという印象だった。軽くなってほしくはなく中間の雪は降らないでほしかったが、極端な軽馬場でなければよかった。第2障害はすんなりと越えられた。障害を下りて、カフカに並んだ時には大丈夫だと確信した。カフカは行きたがる馬だと分かっていたので、無理についていって自滅することのないように気を付けた。下りてからは何もしなくても自分で走るタイプで、気持ちだけで引っ張っているような感じ。それが落ち着きのなさに繋がっているとは思うが、それもいいところだと思う。女の子なのでまた頑張ってくれたらいいなと思う。BG1戦線が始まったが、馬が頑張ってくれればまた勝てると思う。次はダービーも勝てたら嬉しい。」

☆レース結果
https://www.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2024%2f12%2f01&k_babaCode=3&k_raceNo=11

☆レース映像

☆勝利騎手インタビュー

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