11月3日、3歳三冠の二冠目「第49回ばんえい菊花賞」(BG2)が行われ、スマイルカナ(牝3)が優勝した。
天候は曇り、馬場水分は0.9%で実施された。1番人気はミチシオ、次ぐ2番人気にスマイルカナが支持され、ホクセイハリアーが3番人気に続いた。レースはホクセイハリアーが率いる展開となり、前半は64秒で第2障害に到達した。ホクセイハリアーがそのまま第2障害をすんなりとクリアすると、後ろで障害を越えたミチシオやスマイルカナらに対し大きなリードを広げた。ホクセイハリアーがそのまま逃げ切るかと思われたが、スマイルカナが強襲し残り5m付近でわずかに差し切って1着。2着にホクセイハリアー、3着にはミチシオが入った。勝ったスマイルカナは黒ユリ賞に続き重賞2勝目を飾った。

西謙一騎手
「最後、届いてよかった。前哨戦の秋桜賞では体調面で上向いてきていたので間に合うと思った。夏場は砂が合っていない印象だったので、障害だけはしっかり切れるようにしていた。今回は厩務員がしっかりと仕上げてくれていた。馬主も好きなように乗せてくれるのが大きい。今日は思ったより息が入ったのでよかった。思っていたよりもホクセイハリアーは前の位置で競馬をしていたので、第2障害を下りて前にいて届くかなぁと思った。しかし、ホクセイハリアーはゴール前で勢いが弱っていたので、最後までこの調子で走れば差せると思った。最後はきっちりと差した感じがした。春先から最大の目標はオークス。定量なので流れが速くなるし、絶対勝てるということはないが、獲れればいいなと思う。」
鈴木邦哉調教師(盛岡競馬場でばんえいPRイベントのため遠征中)
障害を降りた位置取りでは届かないかと思ったが、さすがの切れ味だな。八戸のフェリーターミナルで、タブレットを見て観戦していたが、声は届かないけど力は入るよね。前回の仕上がりが良く手応えがあり、調子が上がってきたので期待していました。
☆レース映像
☆勝利騎手インタビュー


