11月24日、4歳から8歳以上までの各世代上位2頭を選抜したメンバーによる「第15回ドリームエイジカップ」(BG3)が行われ、メムロボブサップ(牡8)が優勝した。
天候は晴れ、馬場水分は1.4%で行われた。メムロボブサップが1番人気に支持され単勝1.5倍、次いでサクラヒメ、キングフェスタが人気を集めた。レースはメムロボブサップが先手を取り、サクラヒメ、コウテイらが横並びで進む展開となった。前半58秒でメムロボブサップとサクラヒメがほぼ同時に第2障害に到達し、メムロボブサップが先に挑戦を始めるとサクラヒメらがそれに続いた。第2障害を下りてメムロボブサップが先頭に立つと、サクラヒメ、オーシャンウイナーがそれに続いた。この3頭が抜け出す形となったが、最後まで歩き続けたメムロボブサップが1着でゴール。その後、2番手を追走していたサクラヒメがゴール前で詰まり、脚色が鈍っていたオーシャンウイナーが盛り返すも、後方から追い込んだキングフェスタがわずかに先着し2着。3着はオーシャンウイナーだった。
勝ちタイムは1分46秒5。メムロボブサップは今年度、重賞5勝を含む無敗の8連勝で通算50勝目。重賞は通算21勝となった。

阿部武臣騎手
「勝ってほっとしている。レース前はいつも通りのレースができればと思っていた。実際は自分なりのイメージでレースができたと思う。レースを速いペースで引っ張ることで他馬に楽をさせないようにした。下りてからサクラヒメはつらそうにしていて止まると思った。オーシャンウイナーも脚色が鈍っていた。馬場は、道中は重いが下りてからが軽いので気がかりではあった。結果的には他馬も詰まっていたので馬場は向いたと思う。ドリームエイジカップは使う予定ではなかったが、馬主の意向で使うことになった。今後は休養を取って帯広記念だと思うが、優勝できればと思う。今回の勝利で帯広記念の重量は920kgから930kgになったが、他馬も900kgや910kgを背負ってくるだろうから、そこまで気がかりではない。帯広記念が一番勝ちにくいレースだが、調子よくいってくれればと思う。賞金1億円が見えてきたが、帯広記念とばんえい記念を勝てば自ずと達成できるので、この2つのレースを目標にしたい。」
☆レース映像
☆勝利騎手インタビュー


