第60回岩見沢記念(BG2)

第60回岩見沢記念 メムロボブサップ 重賞回顧
第60回岩見沢記念 メムロボブサップ

9月15日、「第60回岩見沢記念」(BG2)が行われ、メムロボブサップ(牡8)が優勝した。
馬場水分は2.1%。レースは8頭で争われ、メムロボブサップが単勝1.0倍の圧倒的な支持を集めた。レースは、先手を取ったメムロボブサップに加えコマサンエース、インビクタが先頭集団を形成する展開に。コマサンエースが72秒で第2障害に到達し、先に挑戦を開始すると、メムロボブサップ、インビクタもそれに続いた。メムロボブサップは一瞬膝をつく場面はあったものの、先頭で第2障害を下りると後続のコマサンエースとインビクタをじわじわと突き放し圧勝。2番手争いは残り10mで前に出たインビクタが2着、コマサンエースが3着でゴールした。勝ちタイムは2分11秒8。
メムロボブサップにとって岩見沢記念は初制覇。今シーズン無敗の6連勝で、重賞19勝目を飾った。

優勝したメムロボブサップの関係者
優勝したメムロボブサップの関係者

阿部武臣騎手
「勝ててほっとしている。前走から2開催空いての出走だったが、走路での練習も2回行い長いレース間隔に対応できるようにして、いい状態で迎えられた。休みの1開催に1回は走路に入れるようにしていた。朝晩は涼しくなってきたので、少しきつい調教でも体力の回復が早くなってきた。ロータリーハローの影響で道中は重いと思っていたので、障害前でたっぷり息を入れられればと思っていた。年齢を重ね以前のようながむしゃらさがなくなり、自分で息を入れるようになった。天板で膝を折りかけたが、特に深刻には感じず、下りてから歩けると思ったので自信を持っていた。下りてから他馬と並んでいたが、このくらいの荷物で負けるわけにはいかないと思っていた。間隔をあけるローテーションに慣れてきたので、次走は北見記念を最有力に考えている。」

坂本東一調教師
「勝った気持ちは見ただけでわかる(笑顔)。今回もトップハンデだが、第1障害までにポジションを取ってしまえば力を発揮できる。騎手もそれを信頼して乗っている。レース内容は皆さんの見た通り。ポジションを取ったので騎手も余裕ができたが、その余裕から天板で転びそうになった。でも、それも見せどころ。下りてから他馬を引き離したが、騎手は馬を信頼し、馬は騎手を信頼しているのだと思う。メムロボブサップの強さについては何も言うことがない。普段は阿部騎手が調教をつけていて、年齢を重ね、落ち着きが出てきた。長いレース間隔に慣れてきたので、レースが近づいても騎手や厩務員の焦りを馬に伝えないことが大事だと思う。今後は筋力を衰えさせることなく地道に調教していきたい。」

☆レース結果
https://www.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2024%2f09%2f15&k_raceNo=11&k_babaCode=3

☆レース映像

☆勝利騎手インタビュー

☆勝利調教師インタビュー

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