第46回チャンピオンカップ(BG2)

第46回チャンピオンカップ メムロボブサップ 重賞回顧
第46回チャンピオンカップ メムロボブサップ

2月18日、今年度の重賞競走優勝馬と、特別競走優勝馬の賞金上位馬による重賞「第46回チャンピオンカップ」(BG2)が行われ、メムロボブサップ(牡9)が優勝した。
天候は曇り、馬場水分は1.4%で行われた。出走馬10頭が集まり、メムロボブサップが単勝1.4倍の1番人気に支持され、月曜のオープン特別から回ったキングフェスタ、クリスタルコルドと人気が続いた。
レースはメムロボブサップが先頭に立ち、並びかけるようにホクセイハリアーが先行して進んだ。その少し後ろにコウテイとクリスタルコルドが追走する形となった。第2障害をホクセイハリアーが前半58秒で先に到達すると、そのまま挑戦を開始するが坂の中腹で止まった。その間にメムロボブサップが挑戦し、天板で一瞬膝をつきかけたが立て直してクリアし先頭に立った。2番手にクリスタルコルド、3番手集団にコウテイ、ホクセイハリアー、インビクタがついて追いかける展開に。先頭を行くメムロボブサップがゴール前で緩みかけたが歩き切り1着。勝ちタイムは2分2秒3だった。2着争いはゴール前で3頭が詰まる接戦となり、後方から鋭く追い込んだキングフェスタが2着。クリスタルコルドがコウテイをわずかに凌ぎ3着となった。
メムロボブサップは今年度重賞6勝目で通算22勝目。獲得賞金は9000万を超え、久々の1億円馬がみえてきた。チャンピオンカップ制覇は2度目。また、この勝利で阿部武臣騎手は通算2200勝を達成した。

優勝したメムロボブサップの関係者
優勝したメムロボブサップの関係者

阿部武臣騎手
「状態面は調子よく来ていた。若馬もいてペースが速かったがよく頑張ってくれた。初めからペースが速くなるとは思っていたが、トップハンデなので辛かった。あまりペースを遅くしても他馬に余裕を持たせてしまうので、そこは駆け引きだった。前半で攻めた分、第2障害では不安定になり、膝を折りかけたがよく頑張ってくれた。下りてから一生懸命歩いてくれてゴール前は止まるかどうかギリギリだった。相手としてキングフェスタやコウテイを特に気にしていた。レースに向けた気持ちの入り方がすごい馬だと思う。中間は大雪だからといって休んで体調がおかしくならないように、除雪して休まず運動した。昨年のばんえい記念では悔しい思いをしたので、このまま調子よくいって今年は優勝したい。賞金1億円達成はかかるが、それよりもばんえい記念を勝ちたい思いが強い。1トンはどの馬にとっても大変だが、体調をしっかり整えて持続してくれればと思う。」

坂本東一調教師
「今日は感心したが、無理をしたなという感じはあった。しかし、勝ったことには変わりないので嬉しい気持ちで溢れている。ただ、馬にはだいぶ負担がかかったと思う。障害ではずっこけてしまったし、ゴール際は限界だった。ペースが速いと感じ、騎手は確実に勝ちに行っていると目に見えて分かったので、少し心配だった。障害では、騎手の勝ちに行くという気持ちが馬に伝わって、馬も冷静さを欠いてしまったと思う。今回は重量もあり出走するか迷ったが、馬主やファンの期待もあり出走を決意した。賞金については考えていなかった。レース間隔が空いたことは問題なく、普段から騎手が一生懸命に攻め馬を行っており、体力も十分ついていると思う。中間は、厩舎の馬たちが餌を食べているか見回ったり風通しを良くしたりする対策を行い、メムロボブサップは馬コロナの影響もなく健康だった。また、大雪でも除雪をして運動を休まなかった。ばんえい記念へは絶好調で行きたいと思う。」

☆レース結果
https://www.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2025%2f02%2f16&k_raceNo=11&k_babaCode=3

☆レース映像

☆勝利騎手インタビュー

☆勝利調教師インタビュー

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