第36回はまなす賞(BG3)

第36回はまなす賞 タカラキングダム 重賞回顧
第36回はまなす賞 タカラキングダム

8月25日、3歳馬と4歳馬による重賞「第36回はまなす賞」(BG3)が行われ、タカラキングダム(牡4)が優勝した。
天候は曇り、馬場水分は1.7%で実施された。タカラキングダムが単勝1.7倍の1番人気、次いで2番人気に3歳馬ミチシオ、3番人気に4歳馬マルホンリョウユウが支持された。
レースはクリスタルゴーストが先頭に立ってレースを引っ張り、マルホンリョウユウやジェイヒーローらが追走する展開になった。スタートから後方を追走していたタカラキングダムは第2障害手前で中団に取り付き、障害を3番手でクリアした。タカラキングダムは先頭のクリスタルゴーストとの差を詰め、残り30mを切ったところで交わした。食い下がるクリスタルゴーストを突き放し、ゴール手前で失速する場面はあったものの、見事に凌ぎ切って1着。重賞4勝目を飾った。

金田利貴騎手
「勝てて嬉しい。厩舎とオーナーに感謝している。スタートが得意な馬ではないため、レース前はスタートをスムーズに出ることを一番に考えていたが、実際には70点くらいのスタートを切ることができた。レースは目標としていたクリスタルゴーストからそこまで離されずに進めることができた。今日も第2障害の手前で気合が入り、障害を降りてからはいけるぞと思ったが案外楽ではなかった。クリスタルゴーストが障害を降りてから障害をかけようかと思っていたが、実際にそうしてたら差し届かなかったと思う。ゴール前は先頭で、思い描いたレースができたと思ったところで急に失速したので、とても焦った。追われる立場ではあるが、受けて立つという気持ちを持たないことで、楽に乗ることができている。タカラキングダムは精神面もだんだん強くなってきている。今後も活躍を見せられるように頑張りたい。」

村上慎一調教師
「勝てて嬉しい。柏林賞からはレースも普段の様子も、夏バテすることなく状態面は安定していた。最近の安定感の要因は定かでないが、転厩後は駄々をこねることも少なくなった。勝負に厳しくない普段通りの調整が効いているのかもしれない。近走はいいレースをしていたので、安心して観ていた。いつも少し遅れてスタートを出るが、今回は障害を降りるときには離されていなかったので安心した。第2障害の手前で気合が入ったが、普段の行動から気の荒さを出していて、やんちゃな面を見せている。ゴール前の甘さは荷物の重さが影響したと思うが、トップハンデは気にしていなかった。若手の勢いがある金田騎手との相性もいい。二冠目以降も上位を狙っていきたい。」

優勝したタカラキングダムの関係者
優勝したタカラキングダムの関係者

☆レース結果
https://www.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2024%2f08%2f25&k_raceNo=11&k_babaCode=3

☆レース映像

☆勝利騎手インタビュー

☆勝利調教師インタビュー

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