第36回ばんえいグランプリ(BG2)

ばんえいグランプリ メムロボブサップ 重賞回顧
ばんえいグランプリ メムロボブサップ

8月11日、ファン投票などで選抜された馬が出走する「第36回ばんえいグランプリ」(BG2)が行われ、メムロボブサップ(牡8)が優勝した。

時折小雨が舞う天候の中、馬場水分は1.9%で行われた。出走馬は6頭で、ファン投票第1位のメムロボブサップ、第2位のサクラヒメ、第4位のインビクタ、第7位のクリスタルコルド、第9位のヤマカツエース、第19位のコマサンエースが出走した。その中でメムロボブサップが単勝1.2倍の1番人気に支持された。

レースは先頭を入れ替えながら全馬がほとんど一団のまま進み、メムロボブサップが先頭で第2障害へ到着した。前半の時計は76秒だった。メムロボブサップが先頭で第2障害を越えると、食い下がるコマサンエースやインビクタらをゴール手前30メートルで突き放し完勝。勝ち時計は2分8秒9だった。

メムロボブサップはこの勝利により、アサギリ以来30年ぶり史上2頭目となるばんえいグランプリ4連覇を達成するとともに、今年度無敗の5連勝で重賞18勝目を飾った。

メムロボブサップの関係者
メムロボブサップの関係者

阿部武臣騎手
「勝ててほっとしている。プレッシャーはそこまでなく、いつも通りのレースをすればいいと思っていた。パドックの際のメムロボブサップのテンションはいつもと同じだった。途中雨が降ってきたが、馬場はふかふかで重い印象だった。開催前のロータリーハローによる走路整備も、道中息が入れられるためプラスに働いた。第2障害を降りてからコマサンエースが迫ってきてドキッとしたが、負けられないという気持ちだった。どちらかと言えばコマサンエースの方がいい動きをしていたが、残り20mでは気合で前に出た。元々暑さには強い馬だが、年齢的に堪える部分もある。調教では重い荷物を曳く回数を減らしたり、涼しい時間帯に行ったりしていた。まだ暑いので今後の予定は考えていない。」

坂本東一調教師
「4連覇を狙って体調を整えてきたが、熱中症だけが心配だった。しかし、阿部騎手の努力が実り、最高の状態で迎えることができた。ファン投票の結果に応えられて嬉しい。今回はスタートして1完歩進んだところで勝利を確信した。これからも馬を十分に管理し、無理させず健康に気を付けるのが私の仕事。実力が抜けている馬が故障したら大変だし、強い馬を育てることでばんえい競馬を盛り上げたい。メムロボブサップの今後についてはまだ密かにしておきたい。」

☆レース結果
https://www.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2024%2f08%2f11&k_raceNo=11&k_babaCode=3

☆レース映像

☆勝利騎手インタビュー

☆勝利調教師インタビュー

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