第49回ばんえい大賞典(BG3)

第49回ばんえい大賞典 ホクセイハリアー 重賞回顧
第49回ばんえい大賞典 ホクセイハリアー

7月7日、3歳三冠の一冠目「第49回ばんえい大賞典」(BG3)が行われ、ホクセイハリアー(牡3)が優勝した。

霧雨が降り、馬場水分は2.0%、3歳馬9頭が出走した。1番人気にはとかちダービーを制したミチシオ、次いでイレネー記念など重賞3連勝中のライジンサンが2番人気に支持された。

ホクセイハリアーは単勝12.0倍の4番人気。レースではスタートから第1障害を越えるまでは中団を進み、第2障害へは先頭で到着した。前半の時計は49秒だった。ホクセイハリアーはすんなりと第2障害をクリアし、3番手で第2障害を降りたミチシオに並びかけられるも、先頭を守り切ってゴールし重賞初制覇を果たした。2着にはミチシオが入り、ライジンサンは中団で伸びあぐね7着に敗れた。

ホクセイハリアーの関係者ら
ホクセイハリアーの関係者ら

渡来心路騎手
「勝ちたいと思っていたので勝てて嬉しい。2歳の頃から能力は高いと感じていて、重賞を獲りたいと思っていた。スタートがよく、障害も上手。2歳のころは障害を降りてから甘いところがあり、止まってしまうことが多かったが、今年は道中でしっかりと息が入るようになったので、長い脚が使えるようになった。馬場の軽さやハンデ面から先行しようと思っていたので、思い通りのレース展開だった。残り10m付近でミチシオが並びかけてきたが、それを見る余裕がないくらい必死で、あとはゴールまで持ってくれればと思っていた。今後まだまだ成長する馬だと思うので、二冠目以降も狙っていきたい。」

金山明彦調教師
「期待はしていたが、まさか勝てるとは思っていなかった。入厩当時からそこそこの活躍をしそうだと思っていたが、もっと大人になってから伸びる馬だと思っていた。今年に入ってから一気に成長したと感じ、とても嬉しい。もともとテンが速く障害も上手なので、ゴール前の甘さが改善されればと思っていたが、春先はゴール前で我慢できるようになった実感があった。それが今回の結果に繋がったと思う。障害は先に降りられたが、残り10mが心配だった。しかし、騎手が100点満点の騎乗をしてくれて、なんとか持ちこたえることができた。これからレースを覚えて体もできてくるので、将来は父フジダイビクトリーの後継になれればと思っている。普段はおっとりしているがレースではやる気満々というところや、障害が上手で若いときはゴール前が甘かったところが父によく似ている。顔の特徴であるハートマークでファンも多く、今回もファンが作ったたてがみ飾りを着用していた。ハートマークはこれ以上大きくならないが、世代で成長力は一番だと思うので、二冠目以降も目指していきたい。」

☆レース結果
https://www.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2024%2f07%2f07&k_raceNo=11&k_babaCode=3

☆レース映像

☆勝利騎手インタビュー

☆勝利調教師インタビュー

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