第47回ナナカマド賞(BG3)

第47回ナナカマド賞を勝ったキョウエイエース 重賞回顧
第47回ナナカマド賞を勝ったキョウエイエース

10月15日、2歳最初の重賞「第47回ナナカマド賞」(BG3)が行われ、キョウエイエース(牡2)が優勝した。
天候は晴れ、馬場水分は1.8%で実施された。1番人気はキョウエイエースで単勝1.7倍、次いでスーパーシン、スタージャガーが支持された。レースはスーパーシン、スタージャガーらが先頭を入れ替えながら進み、スーパーシンが先頭で第2障害へ到着した。前半は52秒だった。スーパーシンが先に第2障害へ挑戦を開始したが、追うように挑戦を開始したキョウエイエースがわずかに先にクリアした。再びスーパーシンが先頭に立つとそのまま押し切るかと思われたが、ゴール直前でスーパーシンの脚色が鈍った。その間にキョウエイエースが交わして1着。0.4秒遅れてスーパーシンが2着となった。後続の各馬が詰まる中、歩き続けた9番人気のヤマノドラゴンが3着に入った。勝ちタイムは1分41秒8、勝ったキョウエイエースは半兄キョウエイリュウと兄弟でのナナカマド賞制覇となった。

ナナカマド賞を勝ったキョウエイエースの関係者
ナナカマド賞を勝ったキョウエイエースの関係者

菊池一樹騎手
「勝てて素直に嬉しい。兄がキョウエイリュウということもあり、素晴らしい馬だと思った。乗っていて反応が鋭く、スピードがあり、真面目で行きたがるところが素晴らしいと思う。また、気性もよくバネがあり、バランスの取れた馬だと思う。トップハンデではあったが、この馬なりのレースをしようと思っていた。また、馬場が重いので障害で失敗しないように気を付けていた。道中の手応えも素晴らしかった。第2障害の天板で危なっかしいところはあるが、吸い付きがいい。第2障害後は追いかける展開となり負けると思ったが、相手が詰まってくれたのがラッキーだった。今後は順調に育ってほしい。ハンデを背負うことになるが、世代のトップに立ちたい。」

村上慎一調教師
「正直ホッとしている。キョウエイエースは1歳の12月に初めて見た。その頃から真面目そうな表情をしていて、性格も真面目だったが、とにかく行きたがるので馴致は大変だった。慣れるまで時間がかかった。前に行きたがる馬なのでレースはいつも安心して観ている。重量は心配しておらず、まだ増えても大丈夫。トップハンデだったがハンデ差はちょうど面白いくらい。レースは追いかける展開となったが、前走もスーパーシンはゴール際で詰まっていたので、こちらが歩いてくれればと思っていた。カイ食いがよく健康で、体も丈夫になり、すくすく育っている。今後は十勝産駒特別には出走したいが、そこまでどう使うかは未定。勝利を目指して頑張っていきたい。」

☆レース結果
https://www.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2024%2f10%2f13&k_raceNo=11&k_babaCode=3

☆レース映像

☆勝利騎手インタビュー

☆勝利調教師インタビュー

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