10月27日、「第45回北見記念」(BG2)が行われ、メムロボブサップ(牡8)が優勝した。
天候は曇り、馬場水分は1.8%で実施された。メムロボブサップが1番人気で単勝1.2倍、次ぐ2番人気に北見記念3連覇中のアオノブラック、3番人気にコウテイが支持された。レースはインビクタとメムロボブサップが先手を取り、コウテイらが追いかける展開に。前半83秒でインビクタがわずかに先に第2障害へ到着し、挑戦を開始した。その直後にメムロボブサップ、コウテイも続いたが、膝をつくインビクタを横目にメムロボブサップがすんなりとクリアした。二腰でクリアしたコウテイとコマサンエースがメムロボブサップを追走するが、メムロボブサップはぐんぐん後続を引き離し、2着のコウテイに24.7秒差つけて圧勝。コマサンエースは残り20mで詰まったコウテイに並んだが、差し切れず3着。なお、アオノブラックとゴールドハンターは第2障害で競走を中止した。
勝ったメムロボブサップは今年度無敗の7連勝で重賞4勝、通算重賞20勝目を飾った。

阿部武臣騎手
「勝ててほっとしている。岩見沢記念からは涼しくなってきたので状態もよくなってきていた。トップハンデではあったが、重量自体は昨年の890kgより10kg軽かったので問題ないと思っていた。馬場が重たいのでしっかり息を入れて障害をうまくクリアできれば差されることはないと思っていたが、実際に十分息が入りこれならいけるだろうと思った。障害のかかりもいつも通りよかった。障害を下りてからは余裕を持てたのでよかった。スタート、障害、ゴールまで100点満点の競馬だった。今年度負けなし、よく頑張ってくれていると思う。今後は帯広記念が視野に入るが、レースだからやってみないと分からない。いいところにはいけると思うが、自分との戦いになると思う。」
坂本東一調教師
「いつも通り何も話すことがなく、感無量。限界まで引っ張る馬だが、まだこれから挑戦するレースがある。かわいがるだけではなく、アメとムチのように、厳しく接することもある。岩見沢記念から状態はよく、馬自身が普段から休む時は休むというように理解している。岩見沢記念の時は少し障害で膝を折りかけたが、今日は失敗がなかったので安心して観ていた。ハンデを気にしてあまりレースを使っていないが、間隔が空いても馬のよさが残っている。ボブは精いっぱい頑張ると思うので、その手助けをするくらいで頑張りたい。」
☆レース映像
☆勝利騎手インタビュー
☆勝利調教師インタビュー


