12月29日、ばんえい甲子園の決勝戦「第26回ヤングチャンピオンシップ」(BG2)が行われ、スーパーシン(牡2)が優勝した。
天候は晴れ、馬場水分1.1%の中で行われた。1番人気には十勝産駒特別を勝利したスーパーシンが支持された。次ぐ2番人気は同レース2着のナナカマド賞優勝馬キョウエイエース、3番人気はアバシリタカラコマで、この3頭に人気が集中した。
レースは各馬が先頭を入れ替えながら進み、キョウエイエースがわずかに先頭で第2障害へ到着した。前半は43秒だった。スーパーシンが先に第2障害へ挑戦し、すんなりクリアすると先頭のままリードを広げた。アバシリタカラコマ、キョウエイエース、ウンカイダイマオーが2番手争いをする中、スーパーシンが抜け出して完勝。最後まで歩き続けたウンカイダイマオーが2着、アバシリタカラコマが3着に入った。キョウエイエースは4着に敗れた。
勝ちタイムは1分21秒0。スーパーシンは十勝産駒特別からの連勝で重賞初制覇を飾った。

藤野俊一騎手
「ナナカマド賞は勝ったつもりだったが止まってしまい負けたので、これからの重賞は全部勝つつもりで調整や運動をした。十勝産駒特別から直行だったが、休み休み使えばいいレースをしてくれると思っていた。自分で毎日触って、体調面はいいと思っていた。食欲や回復の早さから、今日はレベルの違うレースを見せたいと思っていた。これからもレベルの違うレースを見せたい。まだそこまで太っているわけでもなく、たくさん食べているわけでもないので、これからだと思う。翔雲賞もイレネー記念も勝つつもりでいる。」
長部幸光調教師
「ナナカマド賞は2着だったのでとても嬉しい。今日は強い勝ち方をしてくれた。万全を期して1開催休んで出しているので自信はあったが、1着を獲れたことはありがたく嬉しい。間隔が空いていた分、不安がなかったわけではないが、練習で頑張ってくれていた。勝てると信じていたが、ゴールするまでは何があるか分からないので、1着でゴールしたときは本当に嬉しかった。レースは特に作戦はなく藤野騎手に任せていた。厩舎には2歳の1月に入ってきて、実際にレースをしてみないと分からなかったが、期待は大きかった。性格は最初に比べれば落ち着いたが、まだやんちゃで子供なところがある。今は馬体の大きさで一歩リードしているところがあるが、気性もいいので大事に扱っていきたい。騎手が自信を持っているのであれば、今後の重賞に向けて頑張って調教していきたい。」
☆レース映像
☆勝利騎手インタビュー
☆勝利調教師インタビュー


