7月14日に「第55回旭川記念」(BG2)が開かれ、クリスタルコルドが北斗賞に続く古馬重賞連覇を飾った。
前日にアオノブラックが取り消し、8頭で行われた。馬場水分は0.8%。ゴールドハンターが先行し、道中で1番人気のインビクタ、コマサンエースが先手を奪う展開。追い風となる東風の砂煙の中、第2障害手前でインビクタからコウテイに先頭が変わって前半は64秒で到達した。
コウテイが最初に障害に仕掛け、インビクタも続くが膝をつく。コマサンエースに続き4番手でクリスタルコルドが障害を上り、一腰で上がって3番手でおり、じわじわと先頭を狙う。ゴール前15メートルで逆転。コウテイも負けじと追いすがるが0.6秒差でクリスタルコルドが勝利した。勝ちタイムは2分09秒2。
西弘美調教師
うれしいですね。前(北斗賞)より調子が上がっている。機敏になった。普段の様子は変わらないが、パドックはずいぶんいいね、と見ていました。見る目が変わるね。「おめー強いんだな」と(笑)
790キロはそんなに心配はしていないが、0.8%も、今日勝てるんなら間に合うのかな、と思う。古馬に入ったらどうなるか、とドキドキしながら見ていました。普段は上2頭抜けたのがいるからね。
今時期は、高重量に懲りていないから、若馬が勝つこともあるんです。慣れてくると逆に勝てなくなる馬もいる。
ゴール前はぎりぎり間に合うのかな、どうかなと。馬が頑張ってくれました。レースは騎手の感覚で行くしかないので全ておまかせですが、位置取りが良かったです。今後は体調を見ながら戦っていきたい。みんなと同じでそんなに暑さは強くないですが、まだまだ行けるような気がしていますので応援してください。
今日は馬主、生産者、自分らと全て写真撮影に初めてそろったんじゃないかな。いつも誰かいなかったよね。
西謙一騎手
本来は前半の5歳特別(瑞鳳賞)を予定していましたが、調子がいいので旭川記念を選び、良かったです。まだ5歳だし未知の部分がたくさんあり、半信半疑でした。荷物には懲りていない。
レースは楽に追走できたので、障害だけ上がればという形でした。2障害はいつもの脚がわかっていたから、ほかの馬がかけても、一呼吸おいてもギリギリ行くかな、と思っていました。インビクタにコウテイ、コマサンエースを見ながら2障害だけ上がれば、と思っていた。天板危なかったし、最後苦しかったですが、頑張ってくれました。
まだ挑戦する側だから、プレッシャーもないですし、楽な立場です。今は自分の型にはまっている。いらないことしないし、我慢もする。言うことを聞くようになりました。
馬の体調面を考えて今後を考えていきたいです。
☆レース映像
☆勝利騎手インタビュー
☆勝利調教師インタビュー


