2月15日に行われた3歳牝馬による「第51回黒ユリ賞」は、コトブキラベンダーが優勝した。
朝方に雪が降り、レースのころに小雨が降り始める。馬場水分は1.9%。第1障害を越え、ジェイノホマレ、カワノラクシュミー、ヤマノブラウンが先行。コトブキラベンダー、アアモンドクリンも続く。ジェイノホマレがレースを引っ張る展開。43秒で第2障害に到達した。カワノラクシュミー、ヤマノブラウン、コトブキラベンダーが続いて到達した。ジェイノホマレが最初に障害に挑戦するが、山の中腹で止まる。続いたヤマノブラウンも止まった。コトブキラベンダーはゆっくりと一腰で越える。立て直したジェイノホマレ、ヤマノブラウンも続いて障害を降りた。他馬は第2障害で苦戦する。
勢いよく降りて先頭に立ったジェイノホマレだが、ゴール前40メートルで詰まる。その隙にコトブキラベンダーが先頭。ヤマノブラウンも続いて2番手。ジェイノホマレは立て直すがまた止まる。後方が何度も止まりながらゴールを目指す中、コトブキラベンダーが力強く進む。ゴール前8メートルあたりで一度止まるが立て直してゴールした。後続はヤマノブラウンが苦しみながらも2着をキープ。クリスタルアッシュ、アアモンドクリン、アオノメビウスらがヤマノブラウンを追いかける。7番手で障害を降りたフェスタクィーンがじわじわと差を縮め、ゴール直前でヤマノブラウンを差して2着。3着はヤマノブラウンだった。勝ちタイムは1分54秒2。平田調教師は昨年のホクセイヒラリに続く黒ユリ賞連覇となった。ホンベツイチバンは産駒重賞初勝利。
西将太騎手
うれしいです。このレースに向けて、自分なりのプランでトレーニングしてきたので、640キロの重さは大丈夫だと思いました。上位10頭に入るか入らないかというころに「これは面白いところいくな」と感じました。道中無理しても障害を上がる。
今日は最高にいい状態でした。馬場はちょっと重めなのかなという感じで、ちょうどいい馬場だったと思います。いつも通りのレースをしようと心がけていました。障害は今日もしっかり上がってくれました。ゴール前は苦しかったと思いますが、最後まで頑張ってくれました。息を入れるかな、と思ったし次でゴールまでもたそう、と。この馬は障害と辛抱してゴールまで歩ききってくれるところがいいところです。一瞬の切れ味もあります。
この馬にやってきたことを全て出せたと思う。調教をやってきた割に体重が減っていない(プラス14で1033キロ)なのでひっぱると思う。性格はおとなしくて、のんきなところもあるんだよね。(ジェイカトレアに似た感じがします)。ジェイカトレアの時も自分なりにプランを組んでやってきたので、その時の経験が生きていると思います。
平田義弘調教師
うれしいですね。よかったですよね。なんぼか雪が降ったから、馬場も軽いしあるかな、という気持ちはありました。馬の体調は良かった。西さんが早くからこれ(黒ユリ賞)を狙っていく、と若い衆や厩務員に話をしていたというから、それにあったような調教をしていました。平場のうちは脚(スピード)が落ちるので重い荷物をかけていなかったのですが、重賞に行くのでちょっと荷物をはって、ある程度特訓はしていたんです。 レースでは、瞬発力がいいから、ハナでは負けないかなと思っていました。レースについては騎手のほうがわかっているから安心して見ていました。能力があるので大事に使ってやっていきたいと思います。
(9月とデビューが遅かったですが)春に競馬場に来た時は痩せていたんです。それでもそりをかけたら能力を感じたので、1週間で一度牧場に下げて体重を増やしてもらいました。戻ってきた時は100キロくらい増えていて、変わった、とびっくりしました。能力は感じていましたが、ここまでになるとは。まだ体重は増えると思います。
今年は力のある牝馬がたくさんいるので大変でした。でも耐えてきました。これからもコトブキラベンダーを調教して未来を楽しみに頑張ります。

☆レース映像
☆勝利騎手インタビュー
☆勝利調教師インタビュー


