2025年5月17日、古馬牝馬重賞「第18回カーネーションカップ」(BG3)が行われ、カフカが優勝した。馬インフルエンザの影響で、5月4日から延期。3週の開催中止明け初日に行われた。スーパードリームが取り消し9頭立てで行われた。1番人気は今期から今井千尋騎手が手綱を取るサクラヒメだった。夕方から雨が降り出し、レースの頃は本格的に降り出した。レースはダイヤカツヒメが良いスタートから先行。ニシキマリン、シンエイアロイが続く。道中、じわじわとサクラヒメが追い上げる。カフカは後方から。サクラヒメが最初に秒で第2障害手前につき、すぐダイヤカツヒメ、ニシキマリンが並ぶ。ダイヤカツヒメが最初に障害に仕掛け、横2頭も続くが障害で止まった。その間に後方の馬たちも障害手前に到着。ダイヤカツヒメが膝をつき、ニシキマリンが最初に障害を越えた。立て直したダイヤカツヒメに、スーパーチヨコ、サクラヒメ、シンエイアロイと続きカフカは6番手。サクラヒメが残り30過ぎで詰まり、スーパーチヨコ、カフカが脚を伸ばす。残り10mまでニシキマリンが粘ったが、スーパーチヨコが脚を伸ばし先頭に立つ。カフカ、ダイヤカツヒメも続くが、ゴールまで数センチのところでスーパーチヨコが詰まった。そのすきにカフカが先頭でゴールし優勝、重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分43秒3。スーパーチヨコはその場で座り競走中止。
渡来心路騎手
びっくりしています。勝ててうれしいです。
カフカの騎乗経験はないですし、調教でも触ったことがなく、乗るのも2日前に知りました。全く知らない状況だったので、普段乗っている金田騎手に聞きました。乗った印象は、すごい真面目な馬だな、と。障害は上手と聞いていて、その通りでした。
雨が降り、馬場はだいぶ軽くなったのですが、ぬかるみがありますし、開催が始まったばかりなので脚抜けが悪いかなと思いました。レースはみんな止めずにいって、ずいぶん早いなと後ろから見ていました。
障害もしっかり上がってくれて、降りてから追うたびに伸びてくれたので、ゴールが近くなって『もしかして勝てるんじゃないかな』と必死に追いました。最初は勝ったかどうかわからなかったのですが、わかった瞬間は、すごくうれしかったです。
金田勇調教師
正直びっくりしています。格上の馬ばかりで、ハンデがあるから見苦しいレースはしないんじゃないかなと思っていました。自分のレースをして今後のたたき台になればと思っていました。特別派手なレースをできる馬ではないのですが、カフカのレースをしっかりした渡来君のファインプレーでしょう。インフルエンザも比較的影響はなかったのかと思います。軽めに調教をこなせたのもよかったのかもしれません。流れは速く、ついていけないかと思いましたがいい位置にいたんだな、と思いました。重量は経験がないわけではないし雨も降ったので走りやすかったのかなと思います。これから期待できるのかな。ますます頑張るところをお見せできればと思います。今日から再開されたばんえい競馬をよろしくお願いいたします。
☆レース映像
☆勝利騎手インタビュー
☆勝利調教師インタビュー


